体温測定は毎日必須です。正しい体温の測り方

 

なやむ君
最近、体温計で体温をよく測るけど、37℃って平熱なのかなぁ・・。毎日体温は測らないとダメなのかなぁ・・。

 

 

どうも、かぴです。

 

毎日の体温測定は、必須ですね。

 

ここ最近の感染症の対応として、企業や学校など、出社前または、登校前など検温で体温の確認を促しているところが多いようです。

 

ぼくも最近、体温を毎日測るようになったのですが、面白いもので、一日測ってみると、体温の差が激しいのです。

 

 

一般的に、人間の体温は身体活動に応じた体温の変化があるという話ですから、生きているから当然のことなのですが、毎日、体温をチェックしていく上で、どのようなタイミングで測ればよいか、また、ポイントはどのようなものがあるのか分かりませんよね。

 

 

その辺を含めて、深堀していきたいと思います。

 

 

もくじ

体温は、身体活動に応じた変化をする。

 

人間の体温は、起きて活動している日中に徐々に高くなり、睡眠をとる夜に低くなるという、常に身体活動に応じた体温の変化があります。

引用:テルモ体温研究所

HP:https://www.terumo-taion.jp/index.html

 

 

人間は、朝目覚めてから、夕方にかけて体温は緩やかに上昇し、夜の就寝時には急降下で低くなり続け、明け方に一番低くなります。

 

一般的には、就寝時の体温が下がると、眠りが深くなると言われています。

 

 

まあ、寝てますから、こんなに体温が下がってるとも思ってなかったですが、動いているときに高くなって、寝ているときに下がるということです。

 

 

平熱は、かなり広範囲

 

 

日本人の体温の平均値は、36.6℃~37.2℃です。

なので、37℃が平熱の人がいても当たり前で、平熱は個人によって違います。

 

 

これは、10歳~50歳前後の健康な男女3000人以上に対し、実測で30分測った時の体温の平均値36.89℃±0.34℃というデータが基になっています。

つまりは、この36.6℃~37.2℃の間であれば、平熱の範囲であり、「普通」なのです。

 

 

この範囲に入る人は、全体の7割ということですから、少々ずれていたとしても大丈夫です。

医学的に正しい測り方をすれば、37℃は平均的な平熱の範囲ということになります。

 

また、ここ最近の感染症に対する厚生労働省が言っている、『37.5℃以上の熱』は、このことが根拠になっています。

 

 

平熱の測り方

 

平熱の測り方は、以下の通りになります。

 

 

 

平熱の測り方として、起床時、午前、午後、夜の計4回体温を測り、この体温の値を時間帯別の平熱として覚えておくとよいです。

 

 

ただし、食後は体温が上がるので、注意が必要です。

 

 

また、平熱は、体調の良い1日だけではなく、数日間測ってみると、もっと正確でいいと思います。

 

体温は、どこで測る?

 

 

 

正確には、体の内部で測るのが良いのですが、実際、日常的には不可能です。

 

そこで簡単に測れる、『脇下』『舌下』『耳』『直腸』など、体の表面に近いところで測ります。

 

 

日本では、『脇下』での体温測定が多いですが、世界中で『脇下』で測る国はそれほどなく、『舌下』『直腸』で測る国が多いです。

 

また、人間の体は、部位によって平熱が違うため、脇下の測定だけで測ったからといって、それが正確な平熱とは限りません。

 

脇下には脇下の平熱、舌下には舌下の平熱、耳には耳の平熱がありますので、数か所測ってみて確認していくと良いです。

 

厚着、布団の中で検温すると、測定値が変わる。

 

 

厚着の場合、体温が通常より高いくなっていることが多いため、正確な検温が出来ない場合があります。

 

また、布団の中での検温も同様で、体温が高くなっている場合がありますので、どちらの検温も厚着や、布団の中を避けて検温をします。

 

 

実際に脇下で体温を測ってみる。

 

 

では、実際、脇の下で体温を測って見ましょう。

 

ここでは、通常の『サーミスタ式体温計』を使っています。

 

みなさんの体温測定時の参考にして下さい。

 

 

測定の準備

 

飲食、入浴、激しい運動の後30分間は測れません。

 

十分なクールダウンをし、測る前に必ず脇の汗はしっかりと拭きましょう。

 

 

測っているときの注意点

 

測っているときは、体をなるべく動かさないようにします。

 

また、測っている途中に、体温計を動かしたり、取り出してしまったりしたら、最初から測りなおしです。

 

 

測定時間

 

体温計によって測定方式が違うので、検温時間も違います。

 

体温計のアラーム音が鳴ったら、検温完了です。

 

 

測定方法

 

 

測定方法は以下の通り。

 

1、脇下の中央部分に体温計の先端を当てます。

2、体温計が上半身に対し、30°~45°くらいになるようにして、脇をしっかりと締めてください。

3、測定の温度が一定になるまでじっと待ちます。(実測式体温計は10分以上かかる場合もあります。)

 

 


 

測定時間、体温計の使い方は、各体温計の性能、使い方を見て使用してください。

 

以上が体温の測定方法になります。

 

 

体温計の種類って、どんなのがあるの?

 

 

最近では、スマホアプリと連動させ、体温管理が簡単にできる体温計もあり、ますます健康管理の面で役に立つツールとなってきました。

 

 

体温計には、性能上、いくつかの種類があり、表示も見やすく、とても分かり易いものもあり、体温測定が簡単にできる製品も登場してきました。

 

測定時間も、今や『分』から『秒』。

 

体温計をいくつか解説していきます。

 

 

体温計が欲しいけど、いろいろ種類があって、どれがいいのか分からないよね。

 

 

そんな体温計が欲しいけど、迷ってる人向けです。

 

 

サーミスタ式体温計

 

 

一般的によくある体温計です。

 

 

どこのご家庭にもあるのではないでしょうか。

 

 

サーミスタ式体温計と言います。

 

サーミスタ式体温計には、方式に以下の通り、2種類あります。

 

 

 

 

✔実測式体温計

 

✔予測式体温計

 

 

実測式体温計

 

 

一般的に、よく見られるのはこの体温計で、先端のセンサー部分で体温を測り表示するタイプ。

 

 

〇メリット

計測時間3分前後で、より正確な体温を測れます。

 

●デメリット

体温の変動がある場合、計測時間が10分程度まで延長されます。

 

総合評価

 

 

 

 

 

予測式体温計

 

 

 

実測式とは異なり、計測開始からの体温上昇カーブから最終体温を予測するタイプ。

 

 

〇メリット

計測時間15秒程度と速いです。

 

●デメリット

予測での測定のため、少々誤差が生じるときがあります。

 

総合評価

 

 

 

 

 

耳式体温計

 

 

 

 

 

人間の鼓膜から発せられる赤外線を検知することで、鼓膜温を測定するタイプ。

 

 

〇メリット

測定時間1秒という速さで、簡易的です。

 

また、測定時間が1秒と極端に短いので、動き回る赤ちゃんや幼児への検温がスピーディーにできます。

 

●デメリット

鼓膜測定のため、実際の体温と誤差が少々あります。

 

総合評価

 

 

 

 

 

赤外線式体温計

 

 

 

 

 

赤外線体温計は人体から放射される赤外線(熱線)をセンサーで検出し、その温度を体温として表示するタイプ。

 

〇メリット

非接触で簡易的です。測定時間2秒と速いです。

 

非接触というメリットを生かして、動き回る赤ちゃんや幼児の検温には最適です。

 

●デメリット

非接触という仕組みなので、少々実際の体温と誤差があります。

 

総合評価

 

 

 

 

 測定した体温は記録しておくと万が一に役立つ。

 

 

最近では、スマホと連動した体温計を見かけます。

 

 

アプリを使うと、日常の体温の推移を把握分析ができ、体調管理に役立っているようです。

 

このように、測定した体温を記録しておくことで、継続的な健康管理ができます。

 

 

また、大病を患わってしまった場合、体の状況の経過推移も判ります。

 

ここ最近の一連の風潮では、万が一の場合、14日間の体温、行動履歴のデータ提出を企業や公的機関に求められる場合があります。

 

日頃から、体温を管理をして記録し、自分の健康状態を常に把握してみるのもいいと思います。

 

 

以上です。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事