
どうも、かぴです。
「Googleが掲げる10の事実」から分かるように、Googleの企業理念は「ユーザーファースト」です。
この理念をGoogleの検索エンジンに当てはめて考えて見ると、「ユーザーに対して利便性の高いもの」ということになります。
それがサイトだったり、検索エンジンそのものだったり、全てにおいて「ユーザーファースト」という考え方が当てはまります。
つまり、「人を多く集めることにより、事業拡大、収益拡大」となるわけです。
そのため、日々多くの人に「有益な情報」を表示し、閲覧してもらうため、アルゴリズムを更新し、進化し続けているのです。
では、実際の検索エンジンの仕組みは、どのようになっているのでしょうか。
その辺を含めて、解説していきたいと思います。
本記事で分かること。
1、上位表示を目指すため、心構えの根底に備えるもの。 2、検索エンジンの仕組み。 3、検索アルゴリズムとは。 |
もくじ
SEO対策の入門編:本記事を読む前に読んでおきたい記事1本
上位表示を目指すため、心構えの根底に備えるもの
みなさんは、「有益な情報」とはどのようなものだと考えていますか?
「有益な情報」とは、文字通り、「ユーザーにとって、有益かつ価値のある情報」ですが、私たちには理解できない専門的知識や、難しい用語や言語を使って論じているような情報だけが「有益な情報」ではなく、つまり、Googleが目指しているのは「ユーザーファースト」の理念です。
上記のことから考えると、
「有益な情報」とは、ユーザーが知らないことに対して、分かりやすく説明してあり、しかも、新しい知識として身につけられることが重要。 |
となり、逆にいえば、その様なものでなければ、検索結果には表示されないということです。
そのため、まずはどのような記載をすればユーザーに求められるのか、どのような内容がユーザーにとって有益な情報になるのかを分析する必要があります。
上位表示を目指すため、SEO対策以前に心構えの根底に備えておかなければならないものだと考えます。
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検索エンジンの仕組み
検索エンジンは、検索結果にサイトを表示させるために、公開されているサイトやページを『クローラー』というロボットを巡回させ、サイトやページの情報を取得していきますが、このクローラーはリンクの経路が通り道になるため、サイト内のリンクを辿って移動していき、サイト内のページの情報を取得していきます。
そして、取得された情報は検索エンジンに登録されて行きます。
この登録を『インデックス』といい、インデックスされると、検索されると検索結果にページを表示することができます。
検索結果に表示するための、重要な仕組みといえます。
ブログやサイトを公開して、インデックスされるまで、約3日~2週間の期間がかかるといわれています。
実際にユーザーが検索した場合、インデックス情報の中から、キーワードや類義語がそのページ内にいくつあるのか、スパムではないか、記載内容の品質が良いか、悪いかなど、さまざまな要素を分析し、総合的に判断して、検索結果の順位として表示しているのです。
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検索アルゴリズムとは。
2000年以降、Googleが登場し、それまでYahoo!優位だったSEOに進化が訪れました。
Googleは、ページ内のキーワード出現率の他にリンクという新しい評価基準を持ち込み、『外部から多くのリンク(引用)されるサイトやページは良いサイト、ページである。』という根拠から評価して検索結果に反映させるものでした。
当時としては、新しい評価基準でしたが、その評価基準に対応するため、大量のリンクを貼っただけのサイトが多く登場し、検索ワードに対して全く内容の異なるサイトが上位表示される結果が起きてしまいました。
そして、2010年以降、Googleはユーザーのニーズに沿わないサイトがあふれたことからユーザーの役に立つコンテンツを評価し、役に立たないコンテンツは排除するように以下のアルゴリズムを進化させていきました。
1、パンダアップデート・・・2011年
2、ペンギンアップデート・・2012年 3、ハミングバード・・・・・2013年 |
1、パンダアップデート・・・2011年
「内容が薄い」など質の低いコンテンツの順位を下げて、良質なコンテンツを上位に表示させるアルゴリズムアップデートです。
このアップデートにより、コピペで作成されたサイトや、プログラムによって自動生成されたコンテンツは検索上位から一斉に排除されるようになりました。
2、ペンギンアップデート・・2012年
他のサイトのコンテンツを流用し、加工しただけのサイトやリンク集というような、不正に検索順位を意図として操作しようとするwebスパムサイトの順位を下げるためのアルゴリズムアップデートです。
このアップデートの登場により、低品質な被リンクが多いサイトの順位が大きく下がりました。
3、ハミングバード・・・・・2013年
複雑な検索キーワードに対し、キーワードの背景や文脈を理解して、関連性の高い検索結果を表示させるアルゴリズムです。
特徴としては、『会話型検索』というもので、例えば、「美味しいコーヒーショップ近所にないかな?」と思って検索した場合、従来では、「コーヒーショップ+自分の住所」と検索欄に入力していました。
しかし、この『会話型検索』とは、「美味しいコーヒーショップ、近所にないかな?」と会話のようにしゃべるだけで、「美味しい+コーヒーショップ+GPS住所」のキーワードで検索をしてくれるのです。
さあ、Google Chromeのマイクマークを押してしゃべって見て下さい。
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まとめ
どんなに、SEO対策をしても、やはりそれ以前に私たちが発信するものが、「ユーザーファースト」で考え抜かれたものでなければ、上記のアルゴリズムや、アップデートで良しとして判断されても、検索上位を狙うことは難しいと考えます。
それは、社会と同じで、全ては「お客様目線」ということになります。
常に「情報の正確さ」「情報の分かり易さ」「情報の簡潔さ」を求めたサイト構築を心得ないと、どんなにSEO対策が万全でも、検索上位は難しいということです。
情報の流れは急速で、常にユーザーの求めるものは変化し、それに伴い検索順位も変化しています。
今日、上位表示されていても、明日は圏外ということもあり得るのです。
検索結果の順位には、まだ不明確で謎の部分が多いです。
「なぜこの記事が上位なの?」と思えるような記事も目にします。
ですが、少なくとも、検索エンジンにおける仕組みは完全にマスターしておくことをお勧めします。
明日には、アルゴリズムが変わって、私たちが上位表示されているのかもしれませんから。